目的別Q&A |
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Ca(プレキャストコンクリートカーテンウォール)のメリットは何ですか? |
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在来工法と違い、PCカーテンウォールは、鉄筋コンクリート部材等をあらかじめ工場にて組立・製作する工法で、高品質な上、現場作業の省力化・工期短縮が可能となります。構造部材は、現場の状況に応じて、在来工法とプレキャスト部材を組み合わせることより、経済性・合理化を進める事も可能です。 |
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Ca(プレキャストコンクリートカーテンウォール)の運搬と揚重はどのように考慮すればいいですか? |
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プレキャストコンクリートカーテンウォール部材の輸送は、特殊な場合(大型PC版)を除いてトラックを使用しますが、道路輸送車両法の保安基準、道路交通法施行令、地区保安委員会による規制等の法規に制限を受けるので、その荷姿を十分に検討しておかなければなりません。 |
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工事現場への搬入と揚重は、取り付け時期との関係から、2つの方式に分けられます。
①いったんストックヤードに置いてから、取付け順序に従って揚重する「集中揚重・分離取付け方法」
②現場に部材(プレキャストコンクリートカーテンウォール)を搬入すると同時に吊り上げて躯体に取付ける「直接揚重・同時取付け方法」があります。 |
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層間変位を吸収する方法には、どのような方法がありますか? |
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スライド方式とロッキング方式があります。
①スライド方式は、スウェイ方式とも言い、上部あるいは下部ファスナー(取付金物)のどちらかをルーズホール等でスライドさせる事により、層間変位に追従させる方式です。 |
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②ロッキング方式は、パネルを回転(ロッキング)させる事により層間変位に追従させる方式です。 |
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●:固定点 ◎:ピン支持点 △:自動支持点 :ローラー支持点(両方向) :ローラー支持点(一方向) |
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Ca(プレキャストコンクリートカーテンウォール)の止水方法にはどのような方法がありますか? |
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ダブルシーリング方式とオープンジョイント方式が一般的です。
①ダブルシーリング方式とは、2層の止水線(面)を設け、水密・気密を図る方式です。室外側の止水線(面)を1次シール、室内側を2次シールと呼び、通常、1次と2次シールの間には排水機構が設けられ、1次シールの隙間から侵入した水を排水できる機構としている。現在、金属、PCカーテンウォールとも、もっとも一般的なジョイント方式となっています。
②オープンジョイント方式とは、1次側に外気導入口を設けて空気を導入し、同時に2次側に密材を用いて気密性を高める事により、ジョイント内部の圧力を外気とほぼ等しい圧力として、気圧差により水の移動を防ぐ方式で、紫外線・熱・大気ガス等により劣化しやすい1次側シール材の耐久性に水密性能を依存する度合いは他の方式に比べ下がり、維持管理が容易となる。特に、高層建築に有効。 |
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