■安全装置とその機能 |
●ラック停止検出器
ラックの停止位置を検出し、ラックが互いにぶつからないようにするための検出器です。
正面の操作側と反対側(背面)に取り付けています。
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●進入検出器
左・右端ラック用と中間ラック用があり、作業者が通路へ侵入したことを検出し、閉じかけている通路では、ラックが停止します。その通路には、自動的にインタロックが作動します。
なお、開いて行く通路に作業者が侵入しても、ラックは停止しません。
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●電子式ビームバンパ
ラックの下部にあり、作業者や障害物が電子式ビームバンパの光軸を遮光すると、ラックは停止します。
バンパの異常は、操作パネルの開・停止表示が点灯し、ブザーが鳴って異常を知らせます。 |
●電源投入自動チェック
主電源投入時、制御回路に異常がないかどうかを自動的にチェックします。
その間、すべての操作パネルの表示が約3秒点灯します。 |
●電源投入インタロック
主電源投入時、すでに開いている通路には自動的にインタロックが作動し、その通路の停止表示が点灯します。
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●開通路インタロック
希望通路が開き終わったとき、その通路には自動的にインタロックが作動します。停止表示が点灯し、インタロックが作動していいることを表示します。
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●過負荷サーマル
何らかの原因でモータに過負荷がかかったり、過電流が流れたときには、制御盤内の動力回路が自動的に遮断され、モータの焼損を防ぎます。 |
●走行タイムオーバ停止
通路を開くのに必要な時間を越えてもラックの移動が終わらない場合は、異常として、自動的に停止します。
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●走行ブザー(電子音)
ラックが移動している間、開表示が点灯するとともに電子音が鳴り、移動中であることを知らせます。 |