水貝 惇宏

ロボット工場

水貝 惇宏

「人の役に立つ
ロボットを届けたい」
その想いが原動力に

このプロジェクトが開始されて間もなく、導入先となる工場に現地調査へ向かいました。そこで、20kg近いプラスチックコンテナを人の手で運んでいる様子を目の当たりにしました。かなりの重労働であることは想像に難くありません。「なんとか力になりたい」と強く思ったことを覚えています。同時に、当時まだ入社半年程度の自分がどこまで力になれるだろうか…というプレッシャーも感じていました。しかし、消極的な姿勢ではお客様の力になることはできないと自身を奮い立たせ、上司の力を借りながらロボットをどのように動かすべきか試行錯誤しました。
自分にとっては大きなチャレンジでしたが、大学時代には触ることができなかった“現場で活躍する生きたロボット”を扱えるチャンスが入社後すぐにいただけたことは、純粋にうれしかったですね。

ロボットに求められる高度で繊細な人ならではの動き

ロボットに求められる
高度で繊細な
人ならではの動き

このプロジェクトで求められるロボットの動きは「パレットの積み荷を降ろし、パレットにあらためて積み直す」というシンプルなものですが、その動きを再現させるには多くの課題がありました。たとえば、人間の作業であれば積み荷が崩れないように積み上げることができても、ロボットが作業するとコンテナが不安定な状態で積み上がってしまうという現象です。当然、不安定な状態では倒壊してしまう危険性があるため、この問題は解消しなければなりません。そこで、現地を訪れて人の手で作業する様子を観察し、積み荷の動かし方をロボットに反映するように工夫しました。自分の技術だけでは再現できなかった動きも上司にフォローしてもらうことで積み上げにおける課題も解消することできましたが、自分の未熟さに悔しい思いをした場面でもありました。

前例は必要ない。必要とされることに挑戦するのみ

前例は必要ない。
必要とされることに
挑戦するのみ

マキテックでは、若手社員であってもさまざまな仕事に挑戦できる環境があります。「経験が浅いから無理だろう」「技術的・知識的に足りないからやめておこう」と考える社員は一人もいません。前例のない挑戦的な仕事であっても、成長できるチャンスと捉え、一丸となって「できるようになるまでやってみる」という企業風土があると感じています。
成長するために大切な力は、自分が今できないことを明確にして、どうすればできるようになるかを考えることだと思います。できないことが明確であればこそ、教えを請うこともできます。実際、私も上司から多くのことを学ばせてもらっています。
今後は、より高度な技術が求められる場面も増えてくるでしょう。そのような場合でも、お客様のご要望を満たす製品が届けられるように、アンテナを高く伸ばして技術を吸収していきたいと思います。

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